先日、現地調査を行ったK様邸の隅棟積み替え工事をご縁を頂き、施工する運びとなりました。
それでは作業内容をご紹介していきたいと思います。
・既存隅棟撤去
先ずは既存(既に存在している)の隅棟を崩し撤去していきます。瓦を取り外すとその下には漆喰や葺き土が出てきますのでそちらを全て撤去していきます。
撤去後は、もちろん綺麗に清掃します。施工箇所まわりが汚れたままだと次の作業を綺麗に進めることが出来ません。
・下地材
次に下地材となる南蛮漆喰を施工していきます。既存のような葺き土は使用しません。もちろん理由があります。
南蛮漆喰は防水性・耐久性に優れているのです。
・熨斗瓦積み直し
土台となる南蛮漆喰を敷き詰めた後は熨斗瓦を積んでいきます。二段目・三段目と積み上げていく際にも南蛮漆喰を詰めていきます。壁際など既存熨斗瓦サイズで葺けない場合は、経験豊富な職人による現場加工で仕上げていきます。
・冠瓦積み直し
熨斗瓦を積み終えた後は冠瓦を施工します。熨斗瓦と同じく内部に南蛮漆喰を詰め、瓦の位置や高さなどの調整を行いながら進めます。
冠瓦施工後は、面戸の表面を綺麗に仕上げ、また銅線での固定をし、完了となります。
施工完了後はお客様立会いのもと、確認作業を行います。お客様からは心配事が解決し、丁寧に作業してもらいと大変有難いお言葉を頂きました。